スムーズに進めるには移住計画をしっかり立てることが大切

まずは目的と条件を整理する

「なぜ広島に移住するのか？」、その目的を整理していきましょう。家族での移住を考えている場合は家族全員でよく話し合うことが大切ですよ。移住するメリットやデメリットなども一緒に紙に書き出していきましょう。
目的が明確になったら住むエリアや家の間取り、転職先の条件や待遇、学校や教育環境など移住後の生活を想像しながら気になる項目を書き出していきます。それから、譲れる条件と譲れない条件に分けて優先順位をつけます。ここで大切なのは、家族の意見をよく聞くこと。もちろん子どもの意見もですよ。移住することに頭では理解していても気持ちが納得できていない場合もあります。親が良かれと思って進めていても納得できなければ否定的になりツラくなってしまうだけですよ。親の意見だけを押しつけないように注意してください。

地域の情報を集める

地方に転職する場合は年収が下がってしまう可能性があるので生活が成り立つかどうかを不安に思うのは自然なことです。ですが、地域によって生活費の相場は異なります。都会に比べて家賃や交通費は安価に設定されているので、年収が少なくても生活にさほど支障はありません。ですが、バスや鉄道の本数が限られていて車が必需品だったり、間取りが広くなったことで水道や電気などの光熱費が多くかかるようになったり、といったことも考えられます。また、子どもがいる場合は幼稚園や保育園、小学校や将来の進学先への通学手段などの教育環境もよく調べておきたいところです。

決めるのは現地を下見してから

気になるエリアが決まったら実際に下見に行ってみましょう。自治体によっては移住を希望している人に向けて体験ツアーやお試し住宅などのイベントなども開催していますのでそちらを利用するのもおすすめですよ。

転職先&住まい探し

生活を安定させるためにも転職先は早く見つけたいところです。仕事の情報は移住相談窓口でも教えてくれますし、インターネットを利用すれば遠方にいても転職先を探すことができます。
転職先が決まったらいよいよ住まい探しです。移住希望者をサポートしている団体では空き家の情報も教えてくれるのでまずはそちらに相談してみましょう。

手続き＆挨拶も忘れずに

引っ越し会社の手配だけでなく、転入手続きなども忘れてはいけませんよ。引っ越しが終わったら近所への挨拶も忘れずに。地方は地域のつながりが強いので、地元の行事などにも積極的に参加して交流を深めるようにするといいですよ。そのうち、だんだんと「自分たちの居場所」ができてきます。